夢枕獏の陰陽師シリーズ、瀧夜叉姫というやつを読み終えた。文庫本上下巻で、しめて1400円ということで、ちょっと高いなあどうしようかなあと思ったけど、飲みにいってお勘定がこれぐらいだったら「安い!」ってなると思うと「安い!」て思って買いました。

陰陽師シリーズもほとんどスーパーナチュラルと同じで、つよい主人公が怪物をやっつけて「続く」ってなる話だから、ぼくはよっぽどこういう「やっつけ話」がすきなんだろうなと思った次第。

読み終わったあとに、平安時代のみやびでかつたくましい男の気分になれるところが陰陽師シリーズと読書の良いところです。

子どもの頃には、仮面ライダーとかウルトラセブンとかヒーローになりきって遊んでたと思うのだけど、おとなになってからもその対象が、スティーブジョブズとか織田信長とかに変わってるだけで、「そのつもり」になって仕事してる人も多いんじゃないかと思った。

ひとを作るのは環境であるし、環境っていうのは、まわりにいる人ということになると思うのだけど、本や映画や漫画に出てくる人からもリアルな人と同じくらい影響を受けるのではないかな。
小説なんかでは、リアルな人からはなかなか聞くことができない心の動きとかも知ることができるし影響力も強いように思う。

環境を選ぶのはなかなか難しいけど本を選ぶのはそれに比べるとずいぶんと簡単なので、選び、読み、影響を受けて、主人公のつもりになって生活するといろいろはかどるよという話なんだと思う。