歯を磨く確率

2018年10月20日

ここのところは、マーケティングに関する本を読んでいます。
人に商品を買ってもらうというのは魚釣りと同じで、魚がいる確率の高いところに、魚が食いつく確率の高い餌をつけた釣り針を垂らすという確率のゲームだということが、たぶん書いてあったと思う。

人はそれぞれが個別の個性のようなものを備えて自由にやってると思っていたのだけど、全体で見るとその行動のバリエーションは限られているみたいだ。
当たり前か。みんな服着て、ご飯食べて生きてるんだから、何を着て、何を食べるかぐらいで個性を発揮したところで誤差みたいなもんなんだろう。

人間の未来の行動も全部確率が設定されていて、例えばぼくが明日、梅田のヨドバシカメラに行って任天堂スイッチとゼルダの伝説を買うという確率は、ほんの10分前までは0.1%ぐらいだった。1000回の明日を繰り返して1回買うぐらいの確率。
それが兄のブログを読んだ現在、その確率が跳ね上がって、たぶん60回ぐらい明日を繰り返すと買っちゃうぐらいの確率になりました。これはすごいことだな。

ちなみに明日、歯を磨く確率は99%ぐらいだと思う。
この確率はなんとなく、これまでの統計をぼくの記憶から曖昧に捏造して計算してるわけだけど、いずれ全ての行動がデータベースに収められた未来が来たとして、スマホに向かって「Hey!Siri!明日、歯を磨く確率は?」って聞くと「98.2%です。」みたいな感じで教えてくれるようになるのだと思う。
「車に轢かれる確率は?」とか「人とケンカをする確率は?」みたいな事にも答えてくれるはずだから、これが未来の占いなのだ。

でも、もちろんこの確率は常に変化し続けていて、例えばぼくが今、家中の歯磨き粉と歯ブラシを窓から放り投げてしまったら、さっきまで98.2%だった明日歯を磨く確率が96.0%に下がった、というようなことも有り得る。未来の確率を変えることもできる。