USJの心配をする

森岡毅さんが、USJを辞めていたということは知らなかった。てっきり今もバリバリUSJでマーケティングをしているのかと思っていました。
「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」を見に行った時は、リアルなホグズミード村の造作に本当に驚いた。作り物ではない魔法の世界の村があって、それだけで「おおおおおお!」ってなった。

だけど、杖のお店で売られている特別な杖を買うと魔法の体験ができるというイベントをやっていて、それは少々興ざめだった。
僕たちはあくまでもマグルとしてホグズミード村に入ってるはずなのに、杖を買っただけで簡単に魔法が使えたりなんかしたら安っぽくてまるで遊園地みたいじゃないか。
大変なディテールのこだわりの割にイベントが安易ということで違和感があったのだけど、あれは森岡さんが辞めた後に始まったものだったのだと思う。

森岡さんの本にも「(一般ゲストが)魔法を使いまくるアトラクションにすべきではありません。」と書かれているのでたぶんそうなのだと思う。
売上を伸ばそうっていう目標があって、それを達成するためのアイデアの中に「魔法を使える杖を売りだしたらグッズの売上が伸びるんじゃないっすか?」って言い出した人がいたんだと思うけど、これは誰かが止めないといけなかった。
それはたぶん売上は上がると思うけど、世界観を犠牲にしてるんだよ。って指摘する人が必要だった。

今後のUSJが心配になってくる。
2020年までにオープンすると言われている「スーパー・ニンテンドー・ワールド」も微妙に違和感はある。
ハリーポッターの450億円を越える、600億円をかけて作ってると言うことなんだけど、みんなマリオは好きだと思うけどマリオの世界に入りたいとは思ってないような気がするんだけどな。

ハリーポッターの世界に入りたいと言うのはよくわかる。モンスターハンターの世界に入りたいと言うのも、あんまりモンハンやったことないけど、わかると思う。
でもマリオの世界に入りたいとは、思うかなあ。もし入ってしまったら花とか雲とか亀とかがしゃべりかけてくるサイケデリックな、一歩間違うと悪夢みたいな世界になりそうな気がする。

それならどんなアトラクションが良いか、と言うことですが、僕は幕末の京都を再現したアトラクションが良いと思う。京都と言うか池田屋事件を再現したアトラクション。
池田屋で会合を開いてたら新撰組が踏み込んできてみんなで逃げる。
蝋燭の炎だけの暗い旅籠の部屋で演者の人たちがだいぶやばい相談をしていて、ゲストもみんな一応腰に帯と刀を挿して、みんなもうすぐ新撰組が踏み込んでくると言うのがわかっててドキドキしてる。って言うのはすごい楽しそう。