メラメラ
演劇は誰かに見てもらうためにやるわけですが、誰かに見てもらうのが目的かというとそういうわけでもないようで、仲間の皆さんと遊ぶためにやってるようなものだと思う。
見てもらうということも含めた娯楽で、見てくれる人がいないとたちまち成り立たなくなってしまうんだけど、見てもらうことが目的ではないというのが面白いような気がする。
見てもらうことが目的の演劇もあって、見てくれた人の人生観が変わるようなパワーのある芝居をやろうという時もある。風斜みたいなやつ。それをする時は自分から何かを放出できるようにたくさん稽古をして集中して舞台に立つ。
だから芝居には2種類あるのだと思う。僕にとっては。
それで、例えば演劇以外にもこのような2種類はあるのかなということを考えるわけです。趣味のプラモデル作りとか、漫画や小説を書いたりとか。そういう場合に、見せることを含めた創ること自体を娯楽としているものと、見た人を揺さぶろうというものとやはり2種類あるとしたらこれはそもそもこの2種類は別のものだと思った方がいいような気がする。
演劇だからとかプラモデル作りだからとかは関係なくて、めちゃくちゃ集中して自分というものを盛り込んだものは人を感動させるものだと思うし遊びで適当に作ったものはあんまり感動させないのだ。料理でも、絵画とかでもそうなんだと思う。もしかしたら洗濯とか風呂掃除とかでもそうなのかもしれない。
そう考えると、全ての物事は表現活動であるのかもしれない。歩く姿一つ取っても、しっかり稽古して集中して歩けば人を感動させるのかもしれない。それは綺麗とかうまいとかそういうことではなく、今現在のジャストナウにきっちりフォーカスを合わせてしっかり燃えているということが何かしら人に伝わるエネルギーになるっていうことなんじゃないかな。
人間って不思議だ。