どうやら時間も能力も限られているようなので、そろそろ自分は何なのかということを決定しないといけないような気がしてきました。
そしてなんでもかんでもやりたがる、そのうえに行き当たりばったり、場当たり的、出たとこ勝負。あんまり計画立てられないという自分の性能を客観的によく理解して納得して、まず自分というものを決めなくてはいけない。ような気がする。気がします。大丈夫?納得できてるかな?

たとえばカエルさんがいるとしますよね。
池の淵で昼寝なんかをしてる時に小鳥を見かけますとしますよね。
小鳥は忙しげにぱたぱたと、ちゅんちゅんと飛び回ってどこかへ飛んでいってしまったとしますよね。
カエルさんは思いますよね。飛ぼう。楽しそうだから僕も空を飛ぶことにしよう。

その日はカエルさん飛ぶための練習に一日を費やします。
ほ、よく見てみると自分の手には水かきがついてるし、これをいっぱいに広げてがんばれば飛べなくもなかろう。
指をいっぱいに広げて、細い腕を振る。練習をする。
無理じゃないかもしれないけど、時間がかかりすぎる。それ以外にやることがあるはず。カエルさんにはカエルさんのやるべきことがあるはず。
そういう話だと思います。

だから僕はAndroidのプログラムの勉強をするのはやめようと思う。それはプログラマーに任そう。デザインはデザイナーに任せよう。僕はまず頭の力を抜く。
それからアイデアが飛び交うスクランブル交差点へ、身を躍らせ魚のように飛び込む。鯖のように、きらめく陽光をはじけさせつつ、ダイブ。
鮫のようにあらゆるものに興味を持ち、ひとくちかじっては吐き出す。あっちこっちで世界の断片をひとかじりずつかじりまくって、この頭の中でシェイクして何かがでてくるのを待つ。
則巻センベエ博士が作った「ほんものマシーン」みたいに、中に材料を入れたら炊飯器みたいなロボットが踊りはじめるイメージで。

開高健先生はおっしゃった。「森羅万象に多情多恨たれ。」と。
好奇心を持って水かきを広げ、空を飛ぶことをあきらめないこと。パックマンのように道から道へと追っ手をかわしつつドットをかじり全部食べたら次の面へ。果てしないネクストステージへ、あの変な幽霊みたいなのにつかまるまでふらふらするのが僕のやるべきこと。ですね、カエルさん。
違うかな。