熱帯魚

ボクシングの練習に行ってきた。
ほんとに、軽めでお願いしたかったのに1時間半みっちり練習をして、自分で言うのもなんだけどたいへん偉かったのでここに書いておこうと思う。
足の裏の皮が3箇所めくれた、と書いておけばどれぐらい偉かったかが伝わる。普通に生きてたら足の裏の皮はめくれない。
若い練習生たちは礼儀正しくて、ぼくのような未経験のおじさんにも親切にパンチの打ち方を教えてくれる。
彼らは動きがとてもなめらか。ぬるっと体を落としながら腕が伸びてきて、いったいどれだけ練習をすればあんな動きができるのやらと途方に暮れる。

だけど、ぼくの競争相手はぼく自身だからとにかく続けなさいと自分に言い聞かせている。えらい。たいしたもんだ。

あと、やりたいことはドラムなので、とりあえずドラムの動画を見たりしている。Instagramなどを見ていると、世界の子どもたちは達者にドラムを叩いていてたいしたもんだなと思う。そうして気付いたんだけど、ぼくはもしかしたら子どもになにか父の背中のようなものを見せようとしてボクシングを始めたりドラムをしようとしたりしているのだろうか。

これから生まれてくる男の子に、なにかに夢中になってもらえたらいいなと思う。きっと子どもが夢中になるのは友だちの影響がでっかいんじゃないかとは思うんだけど、父親であるぼくにもなにか伝えることができるんじゃないかと思う。できたらいいな。

でも、子どものためにやってるわけではないってところが味噌なんじゃないかとも思う。ぼくがただただ前からやりたかったことを足の裏の皮をはがしたりしながらやって、ああ、今日も昨日より強くなったと思いホクホクしてるのが大切なんじゃないか。

男の子の親ってのは、なんだか緊張するものですね。